「経営計画をつくる手順」ってあるの?それって順番は重要?
2017/01/17
「経営計画をつくる手順」ってあるの?それって順番は重要?
前回、「経営していく中での理想と現実のGAP = 経営課題」をクリアいくために、解決策を考え計画を立てることが「経営計画をつくる」ということと書きました。
では、経営計画を策定していくには、どのような順番で進めていくとよいのでしょう?理想的な形はあるのでしょうか?
【結論から先に言ってしまいます!】
先に結論から言いますと、
理念の確認(制定)
↓
現状分析
↓
問題・課題の認識
↓
方針の策定
↓
目標の設定
↓
戦略の策定
↓
戦術の策定(アクションプランの策定)
↓
年間の財務計画(月次の財務計画)の策定
というのが理想的な流れだと思います。
順番は重要?
この順番に考えていくことが、頭の中を整理するうえでは最も効果的だと思います。
この流れで考えて作っていくことで、経営者の方が、今後の計画を部下や対外的な関係者に説明していく上で、理論的にストーリー立てて説明をすることが出来ると思います。
ただし、計画を策定していく中では、一度決めて次のステップに進んだにもかかわらず、整合性が取れず行ったり来たりして再検討することもありますし、目標値や施策等すでに決めていることがあって、それに引っ張られることもあるかもしれませんので、柔軟に対応していくことも必要です。
重要なのは、机上の空論や補助金などの申請のためだけに作ったというようなうわべの計画を立てるのではなく、課題解決や目標達成のためにどれだけ有効な仮説(施策)を出すかということ。そして、これらを実行してその結果(成功でも失敗でも)を要因分析し、新たな施策の設定や、ノウハウの蓄積など次につなげていくかということなのです。
手順をきちんと意識した上で計画を作っていくのであれば問題ないと思います。
長くなりそうなので、少し掘り下げた解説は、次回に回すことといたします。